胡弓の立奏

胡弓・大胡弓・玲琴・クーチョーすべてに使用でき立奏具・ベルトの製作を紹介します。重く・大きい玲琴と、回転する胡弓類をこの道具一つでカバーできるのが魅了です。
胡弓と立奏具.jpg胡弓(小胡弓)の立奏立奏カーブ胡弓.jpg小胡弓の中子先をベルトから伸びるでアームの下に取り付けた「中子先受け」で、受け止めています。アームのカーブは、胴体の回転でも接触しないように調整してあります。
立奏具と大胡弓.jpg大胡弓の立奏立奏カーブ大胡弓.jpg大胡弓の回転でも、アームと胴体が接触しないように調整しました。

立奏と玲琴.jpg玲琴の立奏。大きく重量のある玲琴も、「中子先受け」で、受け止めることができ、立奏が可能となりました。立奏とクーチョー.jpgクーチョー(沖縄胡弓)の立奏。胴体が小さいので、アームのカーブは問題なくクリアしました。

装着.jpg装着した立奏具ベルトと立奏法具全体.jpg立奏具(ベルトとアームから構成されています)

ベルトと立奏法具全体2.jpg立奏具。ベルト、アーム(下部の「中子先受け」曲線を描くアーム、ベルト装着部分など)ベルトに装着3.jpgバルト装着部分ベルトに装着2.jpgアームとベルトは取り外しできますベルトの装着部分.jpgアームを取り外しました。立奏具全体.jpgアーム部分
ベルトの強化.jpgベルトとアーム装着部分。ベルトのBの右が通常のベルト金具となる。重量を支えるために、Bはベルトの皮を3重に、、Aは二重に重ね強化してあります。通常のベルトでは、重すぎて支えられません。Aの部分にアームを装着します。ベルトの固定.jpgベルト裏側とアームの装着部分。A,Bは前述の強化した部分。Cは、ベルトクリップを加工したもの。ベルト固定部分.jpgアーム全体は木製です。それに金属製のベルトクリップを2個取り付けてあります。 立奏具2.jpg反対側から見た、アーム。Bの腰受け(腰骨にあてて、ベルト受けの部分と下部の中子受けの部分の支点となり、てこの原理で、胡弓類重量を支えることができます。腰骨の部分てこの原理.jpg腰受け部分。白線右が演奏者の胴と腰になり、腰骨の辺りが支点となるように、加工してあります。
回転隙間.jpgアームのカーブは、胴体の回転で、接触しないように調整してあります。実際に、仮の完成をして装着し、胡弓を回転演奏をしながらの調整で、とても手間のかかる作業でした。可変中子先受け.jpg中子先受け。上部から中子先を入れます。下部は、可変ネジを使用し、入れる深さを調整できるようにしてあります。この部分は竹製です。上下のやや太くなっている部分は、胡弓の回転により押し広げられる圧力に耐えられるように強靭な糸を巻きつけて補強した後です。中子先受けの向きは、非常に重要で、地面に垂直ではありません。やや内側、右手寄りに傾いています。これも、仮の完成をしてから、胡弓、大胡弓を回転させながら、調整しました。非常に手間のかかる作業でした。 真上から見た中子受け.jpg上から見た中子受け部分。真上から見た立奏具.jpg上からみたアームと中子先受けベルトに装着3.jpg

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