駒を立てて、魂柱と駒をずらしながら、倍音や音量のバランスを整えます。よく響くようになりました。
| 根尾は紫檀を加工してあります。弦は、ギターやバスガンバなどの弦を試しましたが、チェロのG,D,A弦に落ち着きました。玲琴はG,D,Gに調弦されることがおおかっ長ですが、私はA,D,Gの三下がりに調弦して演奏しています。三本の弦は、指板に合わせて3本の弦の出穴が山形の配置になるように紫檀の根尾の上部に穴をあけてあります。 | 下部の横板に、腕が入るほどの穴を開けたのは、魂柱を自在に動かして調整するためです。 | 下部の横板の穴をふさぐ板。四隅をねじでとめれるように加工してあります。 | 表板の裏の力木の一部に、楕円形の穴を開け、鉛をわずかに入れてあります。これは、チェロに比べて、軽く小さな胴体に、中低音を響かせるための工夫です。表板をたたきながら、できるだけ良い響きが損なわれないように、入れる鉛の量を調整してあります。 |