8月3日から5日東日本大震災被災地演奏支援プリジェクト「おとつむぎネットⅥ」を実施いたしました。
東日本大震災被災地支援おとつむぎネットⅥ報告 2012.8.9
おとつむぎネット団長
胡弓演奏家 石田音人
以下の日程で、福島県における「おとつむぎネットⅥ」の支援演奏活動を実施いたしましたので、ご報告いたします。
1.8月3日福島県田村市都路蓮避難解除準備区域見学と蓮笑庵交流会、
参加者 石田音人、劇団むう(島崎薫・川松万里子)
2.8月2日「おとつむぎ(プロ演奏家の公演チーム)」「劇団むう」による喜多方21発世紀シアター公演
3.8月5日福島県浪江町仮設住宅(二本松市)二箇所( 大平農村広場応急仮設住宅・安達運動場応急仮設住宅)での支援演奏会
参加者 石田音人、劇団むう(島崎薫・川松万里子)
8.3田村市都路の避難解除準備区域・警戒区域付近の今
耕作できない田畑と花を咲かせている庭先・道路の除草と花壇・家の掃除
田畑の耕作の見通しは立っていません。それでも、耕してある畑がわずかにありました。庭の除草もまだ進んでいない民家もあります。
これまでに何度か帰宅したときに、植えた花が庭先や道路わきの花壇に咲いていました。放射能と影響と健康を守るための施設であると思います。田村市中心街は、放射能の数値が低いですが、最東端の都路(今年3月に,大雪の下、仮設住宅で演奏させていただきました)は、大熊町に隣接し、福島第一原発から20km圏内で、一年にわたって避難生活をしておられました。今年4月に避難解除準備区域に指定され、帰宅が許可されています。都路の皆様は、家の掃除や除草などに取り組んでおられました。ところが、山すそを曲がるごとに、帰宅が困難であろうと思われる民家が増え、除草もおぼつかず、田畑や道や家から人の気配が失 われていきます。都路は牛の町です。からっぽの牛舎が、悲しみをものがったています。
大熊町の警戒区域に近い、木材店は、帰宅も困難であったようです。その先は、もう避難区域の検問です。
福島県田村市都路街道は、山すそを曲がるごとに人の気配が失われ、田畑・庭・道端が雑草に覆われていきます。原発事故からの復興の困難であることを肌で感じ、悲しみが胸に迫ります。
東海豪雨12年・東日本大震災1年半の集いにご参加いただきありがとうございました。
今年で、東海豪雨12年、東日本大震災一年半となります。追悼の思いを、胡弓と音楽、歌、灯篭の明かり、そして、水仙と七ヶ浜のはまぎくに託しました。
6.9YouTubeに木製小胡弓などの動画をアップロードしました。
木製小胡弓「龍刻の嶺」胡弓「トロイメライ」玲琴・玲琴用湯ム笛「さいま」椰子殻板クーチョー「安里屋ユンタ」沖縄胡弓クーチョー「チャルダッシュ」クーチョー弓使い「谷茶前」椰子殻板クーチョー「谷茶前」
7.7(土)胡弓新境地七夕コンサートお出で下さい。午後二時開演
6.9ライブゆう「結コンサート」お出で下さい。昼の部2時開演、夜の部6時開演
3.21胡弓の弓奏法をYou Tubeにアップロードしました。胡弓 弓奏法 おわら沖縄胡弓クーチョー 弓奏法 芭蕉布
2012.2012.3.31.結いコンサート(おとつむぎネットⅤ)報告コンサート11:00~14:00~ 於:名古屋市千種区本山生協会館ホール。ぜひ、お出で下さい。申し込み09084725410(いのこ)
東日本大震災一年被災地演奏支援「おとつむぎネットⅤ」報告写真2
















































2012.3.13東日本大震災一年被災地追悼演奏「おとつむぎネットⅤ」を終えて 報告1
みなさまの多くのご支援・ご協力をいただき、本日に未明に戻ってきましたので、被災地の様子をお伝えさせていただきます。
3.11.上品に郷入り口にて3月11日午後2時46分、石巻市道の駅「上品の郷」にて、追悼をご冥福の合掌の輪の中に参加させていただきました。午後五時半と六時半から胡弓の追悼演奏を行いました。午後4時過ぎから、大川小学校地、石巻河北、雄勝地区の慰霊祭に参加された喪服姿の家族・親族の皆様が、「上品の郷」のレストラン「栞」で、休憩・夕食にお出でになりました。
上品の郷のレストラン栞にて
午後五時半、「名古屋・愛知からきました。福島県・宮城県の仮設住宅で演奏を通じた応援をさせていただいたおります『おとつむぎネット』です。本日は、心より追悼とご冥福の祈って演奏させていただきます。」と司会のいのこふくよさん(前劇団うりんこ役者・朗読・演出家)が語りかけ、演奏が始まりました。追悼の胡弓のオリジナル曲「祈り」を石田音人が胡弓で演奏・伴奏のギターは若い女性シンガーソングライターYOKO(大曽根で路上ライブなどで演奏)、5月7月10月と被災地で演奏させていただいた「童神」、復興の春を願う「春よ来い」を演奏、福真県の被災地田村市の故渡辺俊明画伯の詞の朗読、同じく渡辺画伯の詞にオリジナル曲をつけた加藤たかまささん(ドレミファ先生で知られる瀬戸のシンガーソングライター)の歌と胡弓、最後は「見上げてごら夜の星」の涙の大合唱でした。終了するとすぐ、「お母さんを津波でなくしました。」とか駆け寄る女性、「孫が命をおとして・・・。」と手を握るおばあさん、「(レストラン栞の)スタッフは奥さんと二人の大川小学校の子供をなくされて、気がまぎれるから、頑張って働こうと声をかけてきました。」と涙ぐむ「栞」の責任者の梶原さん。「本当に、本当に遠くから駆けつけてきてくれてありがとう。」と手を差し出してくれたお父さん。妻をなくされたお父さんのテーブルに行き、「どうぞお体を大切に・・」と声をかけ一緒に涙しました。
3月9日早朝、5時45分、上小田井駅発。いのこふくよとYOKOをのせて、高蔵寺で加藤たかまさと合流。東日本大震災一年被災地追悼演奏「おとつむぎネットⅤ」に出発しました。 演奏は3月10日田村市船引運動場仮設住宅、3月11日石巻河北道の駅「上品の郷」、3月12日岩沼市福祉施設二箇所でした。
田熊様製作のたわし
伊藤様製作のレッグウオーマーと東海豪雨を語り継ぐ会・おとつむぎネット提供の電子レンジ
支援物資も届けました。3月11日朝、宮城郡七ヶ浜への支援物資(電子レンジ2台、名古屋市北区の伊藤様の手作りレッグウオーマー60個、愛知の田熊様の手作りたわし200個),愛知県のサラダ介護からの茶菓子セット)を届けました。「冷たいお弁当が、この電子であっためることができます。オーブン機能がついてるからみんなでケーキ作りができるわ。」と七ヶ浜の被災者の方々の声。「このたわしは大人気ですぐなくなってしまうものです。仮設住宅みなさんは大喜びします。」と七ヶ浜きずな館の大迫さんは語ってくれました。
3月9日、福島県田村市船引の旅館「花の湯」で入浴(田村市での支援演奏コーデイネーター渡辺仁子さんによる招待でした). ありがとうございました。「花の湯」は、原発事故避難者に被災後無料開放(重油代はすべて自己負担でした。かさむ燃料代で、膨大な赤字に・・・・家族会議でこのままでは、倒産してしまう、無料開放でできないとの声。それでも社長様は、のべ二千名を越える原発事故避難者に開放し続けました。)渡辺仁子談。
3月10日、田村市船引運動場仮設住宅集会所での演奏。15センチの積雪。雪を掻き分け多くのおじいさんおばあさんから、赤ちゃんまで30名が、お出でになりました。
「田村市都路の皆さんは地震直後、原発事故10キロからの避難者のために炊き出しをして応援、そのとき20キロ圏内非難支持発令。20キロ圏内の田村市都路の皆さんが炊き出しの片付けをし終えたときは、すでに、田村市の避難所は満杯で、受け入れ先がない状態。雪の中、冷たい施設の床ですごして大変なご苦労をされました。」 仮設住宅のパネルに都路の放射能の表示が掲示されていました。「2000シーベルト」の場所があったと加藤たかまささんが言ってました。田村市の皆様と笑顔と涙と手を握り合う演奏となりました。
3月12日、岩沼市の「ふれあいハーモニー」と福祉作業所「しおかぜ」での演奏。障害の持つ方々、ご父母、職員と手を繋ぎ、しっとりと胡弓演奏をお聞きいただき、若いYOKOのオリジナル曲「雲」を一緒に口ずさみ、笑い、ととろのさんぽでみんなが手を繋ぎ大合唱。父母をなくされた渋谷さんの手を握りしめ歌いました。
「支援の手の届かない場所にお出でいただき、本当にありがとうございます。」と岩沼市での支援公演をコーデイネイトされた宮城おやこ劇場事務局長の中村さまの言葉でした。
演奏プロジェクトの演奏を通じて、命の絆の尊さをかみ締めながら、次へ計画を始めています。
3月31日名古屋本山生協会館ホールでの、今回の報告「結コンサート」(11時、13時半開演予定)、YOKOのユニットひまわりのライブ3月25日名古屋市西区庄内緑地公園(11時、13時半開演予定)でも、YOKOは今回の経験を話す予定です。3月17日から4月中旬まで、名古屋市北区楠図書館での「おとつむぎネット」被災地演奏支援の写真展。
2012.2.23.清須市桃栄小学校「お礼の会」での胡弓演奏をお聞きいただきありがとうございました。児童のみなさん、波の音すてきでした。芋煮会のもてなしも最高でした。ありがとうございました。
沖縄胡弓クーチョー演奏
波板とレインスティックとてもきれいな音でした。演奏に協力してくれてありがとう。
2012.2.16篤姫雛胡弓復元演奏動画をアップロードしました。篤姫雛胡弓復元演奏
2021.2.14「胡弓 東北をつつむ」
2012.2.14中日新聞 夕刊「虹 いま寄りそう」に東日本大震災被災地支援の音楽活動が掲載されました。
2012.2.12木製大胡弓を4丁製作
胡弓体験講座用に複数の木製大胡弓を製作中今回の木製大胡弓の写真・説明を追加しました。
胡弓の体験講座や、継続講座のために、木製の大胡弓を製作しています。塗りの手前の段階ですが、音色の外郭はほぼ完成しました。その音色を、動画でご覧下さい。木製大胡弓(塗り前の段階)「浜千鳥」
2012.2.4今後のスケジュールを作成しました。今後の予定
2012.2.4You Tubeに動画を投稿しました。(HPで紹介した動画も含みます)
「胡弓チャルダッシュ」などで検索して下さい。多くの皆様にご覧いただけることを願っております。
2012.7.7午後「Wine Cellar K 七夕コンサート・・・七夕伝説と命を紡ぐ胡弓コンサート(仮題)」を開催予定です。
ミニドルチェ・ドリンク付き3500円(予定)(問合せsound3459@yahoo.co.jpまたは09020230479(石田)・0529795341(ワインセラーK)まで)
場
所:名古屋市東区東桜2-15-41
昨年、新栄駅北西300m・高岳駅南200mにオープンしたコンサートができるワインレストランです。40から50人ほどの、おしゃれな空間で、白壁のコーナーにはワインの棚が格調を添えています。シェフは「旬の素材のすばらしい魅力を引き出すメニューを提供します。」と語っていました。ここで、名古屋に伝承される「七夕伝説」を胡弓で綴り、命を紡ぐ胡弓を奏でたいと思っております。ぜひ、お問合せ下さい。
2012.2.4これまでのこのページを、楽器製作胡弓・弓笛・玲琴・椰子殻板クーチョー・弓製作、講演講演活動、コンサート・ライブ・演奏音楽活動コンサート・ライブ・演奏・音楽活動、東日本大震災被災地演奏支援「おとつむぎネット」東日本大震災被災地演奏支援プロジェクト「おとつむぎネット」のページにまとめました。
2012.2.2東日本大震災被災地演奏支援プロジェクト「おとつむぎネット」写真展開催中 場所: 名古屋市西区山田図書館 期間:2月16日(木)まで
場所:名古屋市北区楠図書館 期間:3月17日~4月19日
現在、名古屋市西区の山田図書館で、東日本大震災被災地演奏支援プロジェクト「おとつむぎネット」の写真展が開催されています。正面入り口に、16枚の写真パネルが設置してあり、7冊の冊子に掲載した二百数十枚の写真が閲覧できます。山田図書館は今回の「東日本大震災を忘れない」の企画展で「・・あれから、まもなく1年が経とうとしています。しかし、復興まではまだ、見えてきているとは言えない状況です。今回、被災地に入り、演奏活動を通じて被災された方を元気づける活動をされている西区在住の胡弓演奏家石田音人さんから被災地の様子を収めた写真をお借りして、その様子を展示いたしました。・・・」と紹介をいただいております。ぜひ、皆様お出で下さい。
「おとつむぎネットⅤ」
5回目の東日本大震災被災地支援プロジェクト「おとつむぎネット5Ⅴ」を下記のように実施いたします。

実施場所 3月10日福島県田村市蓮笑庵 {福島の明日と未来を 作るつどい(仮題)}、支援物資搬入・交流宮城郡七ヶ浜、3月11日pm5:30~、pm6:30~石巻市河北道の駅「上品の郷(じょうほんのさと)」のレストラン「栞」にて胡弓追悼演奏、3月12日宮城県岩沼市(2回演奏)、
2012.12.23(雨天24日に延期)PM5時~8時扶桑文化会館酒井敦美(光の切りえ作家)「光の切り絵・野外幻灯展」野外石田音人胡弓ライブにお出で下さい。
2011.12.2そうめん箱玲琴・弓笛の製作・演奏を紹介いたします。
素麺箱玲琴・弓笛製作
素麺箱から玲琴を製作するのは初めての試みです。また、弓笛は、今回、いくつもの新しいアイデアを取り入れて、製作しました。①吹き口側を細くすること②できるだけ軽くすること③軽さのため低音が出にくくなることを、金属を巻きカバーすること④弓と笛のジョイント部分に溝を入れ、弓のねじれを防いだことなどが主なアイデアです。
2011.12.2木製大胡弓の製作を紹介します。木製胡弓の製作
2011.12.8(火)名古屋市天白区植田橋石田音人胡弓(大胡弓)教室がスタートします。

新たに胡弓を学ばれる皆様、よろしくお願いいたします。すでに、4丁の四弦大胡弓は、和楽器店の協力によって本体・駒が完成しております。今回、貸し出し用として木製大胡弓を2丁、演奏用の木製代胡弓を一丁、新たに製作しております。いくつもの作業工程を経て、完成します。仮調整も終わり、数日で完成します。また、入門用の弓も6本製作しました。
写真家松原豊様
と奥様が経営されるcaffe hibicoreは、伊勢街道脇の古民家を改築された趣きある喫茶店です。音楽ライブ・演劇・朗読、ワークショップなどど多彩な企画が開催されています。今、夜のライブ準備中です。11.26三重県津市三里町古民家caffe「hibicore」でのライブ「HOPE TO HAPPINESS」にお出でいただきありがとうございました。
Yellow Soulオリジナルの「人間万事塞翁が馬」の感動的な熱演からいよいフィナーレへ。
マリオ・ハルちゃんのオリジナル名曲「心の川」に胡弓で参加させていTだきました。ベースは池山さん。
椰子殻板クーチョーのソロにマリオがオリジナル波板で参加していただきました。すばらしい波音にのせてクーチョーの音色が響きました。
今回の「HOPE TO HAPPINESS」を主催されたYellow SoulのRIKI様・ASHU様ご苦労様でした。素敵な場と写真・スライド・食事・打ち上げのおもてなしなど、松原豊様・奥様、ありがとうございました。
2011.11.22「空色勾玉」ライブにおいでいただきありがとうございました。
フィナーレのセッションです。ヴォーカルRIKI、ギターashu、ビリンバウ丸山祐一郎、胡弓石田音人
椰子殻板クーチョー初披露(リハーサル写真)
ギターマリオ(丸山祐一郎)&ハルちゃん(リハーサル写真)
Yellow Soulのアルバム「唄ニナル」の完成記念ライブでもあります。アルバムでは、レコーデイングと「人間塞翁が馬」の胡弓で参加いたしました。RIKI&ASHUの唄とギターから、平和と命・自然の深さを感じるすばらしいアルバムです。
2011.11.18東海豪雨を語り継ぐ会として、愛知県災被災者支援センターへ、石油ファンヒーターの提供させていただきました。
現在愛知県内に約500世帯、1250名の方々が、東日本大震災の被災地から避難されておられます。愛知県被災者支援センター(担当者滝川連絡メール<staff05@aichi-shien.net>)では、冬の暖房機器のご協力を呼びかけています。
2011.11.23.名古屋栄ラボ教育センターで、東日本大震災被災地演奏支援「おとつむぎネット」の報告・演奏をいのこふくよ様と行いました。皆様から次回の支援演奏の募金10,150円のご協力をいただきました。ありがとうございました。
2011.11.21「胡弓・弓笛製作・・・錘の話」のページを追加しました。胡弓・弓笛の製作・・・錘の話
2011.11.20大胡弓・クーチョー・玲琴の音色を調整
11月22日に「空色勾玉」で、椰子殻板クーチョーを初披露いたします。かなり良い音色が出ていましたが、駒に錘をつければ一弦のG,二弦のDの響きをよくすることができるのではないかと考え、写真のように、ハンダを溶かした錘を、小さな駒の根元に貼り付けました。この効果は大きく、G,D弦の音色がまろやかに響くようになり、繊細ながらも美しい音色が、2オクターブ以上の音域で響きました。、同様に玲琴にも、試しました。
かなり低音が美しく響きました。有効な方法です。駒に錘を入れる技法は地唄三味線や義太夫三味線にも見られます。江戸時代から、三味線の世界においては、低音を響かせる有効な方法でした。私が製作した胡弓においても、同様の効果が見られました。
2011.11.24PM7:00~Yellow SoulのCD「唄ニナル」完成ライブに出演します。於:
名古屋新栄中央高校東「空色勾玉」ぜひおいで下さい。
2011.11.11岐阜県可児市広見が丘公民館で、東日本大震災被災地支援「結コンサート」で、多くの皆様のご協力をいただきました。次回の被災地支援演奏ため、41,438円の寄付金をいただきました。心よりお礼申し上げます。
これまでの、被災地支援演奏と被災地の写真を展示させていただきました。
結コンサート幕開けは「かたたたき」ゲームです。
胡弓演奏と「おとつむぎネット」の報告をさせていただきました。
いのこふくよ様の朗読と音楽による「スーホの白い馬」
主催者の国枝様より、被災地支援演奏のご協力のお願い
ご協力ありがとうございました。
「おとつむぎネットⅣ」写真を追加掲載いたします。
同行していただいた稲沢市福祉施設「そぶえ自然村」の菊池嘉孝様撮影の写真を追加掲載させていただきます。菊池様、鈴木様をはじめ「そぶえ自然村」皆様ありがとうございました。福島第一原発から40kmの田村市蓮笑庵に集まられた皆様に、加藤たかまささんが、届けた「私の子供たちへ(作詞・作曲笠木透)」の歌。胡弓で伴奏しながら一緒にうたいました。歌詞の3番は「生きている君たちが生きて走りまわる土を あなたに残しておいてやれるだろうか父さんは 目を閉じてごらんなさい山がみえるでしょう 近づいてごらんなさいこぶしの花があるでしょう。」自らの手で、除染作業を行い、力をあわせ、福島に、みらい・光を築くことために集う皆様。その願いと、歌の思いが重なります。アンコールで、もう一度この歌詞をかみ締め、皆様と歌いました。「生きている君たちが生きて走り回る土をあなたに」のこす、それが、私達の大切な役割です。
~東日本大震災被災地演奏支援「おとつむぎネットⅣ(10.15~19)」を終えて~
10.18仙台市太白区あすと長町仮設住宅
「心の支援をお願いしたい。」という被災地の要請のもと、10月15日~18日に、福島県・宮城県で、胡弓・歌・朗読の演奏支援・胡弓による追悼演奏を、7箇所で実施し、19日に名古屋へ帰ってきましたので、報告させていただきます。
10.17駒ヶ嶺小学校心の支援はこれから。「原小学校(避難区域南相馬市原小学校)にもぜひきてね(駒ヶ嶺小学校児童児童の手紙)」
今回は、地震と原発事故によって二重に被災した福島県の相馬郡新地町駒ヶ嶺小学校(17日)と福島第一原発から40kmの田村市の蓮笑庵(15日・故渡辺俊明画伯ギャラリー)の2箇所を含めて、宮城郡七ヶ浜福祉施設あさひ園(16日)・仙台市太白区大野田児童館(17日)・太白区ワークキャンパス内福祉施設円(まどか)(18日)・太白区あすと長町仮設住宅(18日)での支援公演と、名取市ゆりあげ地区日和山での胡弓追悼演奏・献花(17日)、東松島市野蒜小学校追悼・献花(16日)・石巻市門脇小学校追悼・献花(16日)という日程での公演・追悼演奏でした。
10月17日の駒ヶ嶺小学校公演を終えて、まもなく、教室からホールへ一人の女の子が手紙を持ってかけてきました。手紙には「原小学校へもぜひきてね。」と書いてありました。「ほんとうに楽しかったの。みんなに聞かせたい。いつか、原小学校に来てね。」と書いてありました。 原小学校は、南相馬市の避難区域で、全員各地へ避難しています。160名余りの児童の駒ヶ嶺小学校の26名は、避難区域の南相馬市の児童です。私たちの演奏をぜひ、離れ離れになっている原小学校の友達に聞かせたいという強い願いから、手紙を届けてくれたのです。いつか、この願いに応えられるときを祈っています。
新地駅。線路・駅舎の撤去跡
新地駅に使われていた電線
新地駅から東を望むと、津波の塩害で耕作できない田園地帯が沼のようになっていました。新知町は、津波によって大きな被害を受け、田畑は塩害で耕作できず、沼のようになっています。新地駅や線路は、撤去され再開の計画も未定です。
これまでの「おとつむぎネット」の活動場所
10.15福島県田村市蓮笑庵
「愛知・名古屋から七福神がきてくれたようです。どうぞこれからもよろしくお願いします。」(15日蓮笑庵渡辺仁子様談)
福島県田村市蓮笑庵は、故渡辺俊明画伯のアトリエ・交流・製作場所で、蓮笑庵建物・空間、部屋・庭・家具・器のすべてが、渡辺俊明画伯の作品となっています。
震災以後、この場所が、福祉県の被災地支援の発信場所になっています。私たちの公演を行った日の10月15日は、この地から、夢のある福島の未来を作ろうとメンバーが集い、「ひかり・みらい」プロジェクト結成の出発コンサートとなりました。蓮笑庵の渡辺仁子様が温かく見送って下さいました。
蓮笑庵の渡辺仁子さんは、「名古屋・愛知から、この地においでいただき、本当にうれしいです。まるで、七福神がきてくれた思いです。どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。」といわれました。
蓮笑庵玄関福島原発から40kmしか離れておらず、飯館村など避難区域と隣接した町ですが、山々に囲まれ、風向きの関係で、放射能汚染が少ない地域です。この日のコンサートに参加された方々は、皆、避難住民を応援し続けてこられた方々でした。そして、光ある福島の未来を作るのはこれからだ、という思いで今日、集まっておられました。その最高のプレゼントとなるコンサートとなりました。翌日早朝から、渡辺仁子さんたちは放射能洗浄に出かけます。皆、輝く福島を取り戻し、夢と未来のある福島をつくろうと頑張っています。
愛知・名古屋のボランテイアと七ヶ浜町の人々が力をあわせて復興の町作り。「おとつむぎネット」は歌と音楽・朗読で支援
10月17日は、福島県田村市を早朝に出発し、宮城郡七ヶ浜町福祉施設あさひ園の秋の復興祭りでの演奏です。午前10時前に到着したときは、町を挙げてのこの祭りの開会式の時間でした。10時45分から、いのこふくよさんの楽しい語りではじまります。「肩たたきゲーム」で、会場は笑いと和やかなムードに包まれます。隣で、レスキューストックヤードの足湯で、くつろいでいる方々も笑いの輪の中に入られます。「斎太郎節」が始まると、建物の外で、出店を手伝っている方々も歌いだします。親族をなくされたお爺さんも笑顔で歌い踊ります。希望と命の絆が広がります。午後は、野外お茶会の会場で、しっとりと胡弓演奏です。抹茶を飲みながら胡弓の音色に耳を傾け、秋晴れの復興祭りを、心より楽しんでいました。いまだ、瓦礫・自動車ののこる海岸まで、復興祭りを楽しむ声が届くようでした。七ヶ浜沿岸地帯
賑わいが戻ってきた松島16日2時過ぎ、七ヶ浜を離れ、津波の甚大な被害を受けた東松島・石巻に向かいます。途中、松島瑞巌寺は、観光客で賑わっていました。多くの島々に囲まれ、奇跡的に津波被害が少なかったようです。活気が戻ることが、復興の力です。
東松島野蒜駅道路案内版
野蒜駅観光客の渋滞を抜けて数キロ走ると、東松島に着きます。このあたりも、奥松島として島々の美しい景色で有名です。その奥松島北
部の海岸が野蒜地区です。この地区は大きな津波に襲われ、指定された海岸奥の野蒜諸学校まで3メートル50センチの津波が襲いました。
野蒜駅は、津波に襲われた時の様子を残していました。垂れ下がった電線、倒れた電柱、割れた駅舎の窓と曲がった柱。付近の家々も二階近くまで津波が達した痕跡が多く残っています。
駅舎二階の窓には「またあの美しい野蒜をとりもどそう!!」の張り紙が掲示してあります。野蒜駅敷地の津波の砂上にはトマトが実っており、小さな希望を私たちに伝えてくれているようでした。
ひっそりと静まりかえったいた野蒜小学校。体育館の時計は、東日本大震災の時刻午後二時47分で止まっていました。
野蒜地区の住民は津波避難マップに従い、野蒜地区の海岸の奥にある野蒜諸学校体育間へ避難しました。
津波は体育館1階の梁下まで達していました。3メートル以上です。
野蒜小学校体育館入り口
体育館内の二階手すり下に、津波の痕跡が残っていました。3時50分頃、野蒜地区児童60名を含む300余名の避難する野蒜小学校へ、3メートル50センチ余りの津波が到達します。校長先生は津波の渦の中でもハンドマイクを握りしめ、児童・住民を体育館二階へ上るように誘導、津波は二階手すり下まで達しました。体育館で渦巻く津波の中の人々を、先生たちは卒業式の紅白幕の綱を投げ入れ、校長先生をはじめ何名も全力で助けます。
津波が引いた吹雪の夜、児童が「ファイト!ファイト!」と合唱し、凍えた人々を励ましました。残念ながら20名の尊い命が、奪われました。でも、この子どもたちの「ファイト!」の声は、野蒜地区の人々の心の中に、大切な命の声となって響き復興の力になっていてます。
おとつむぎネットⅣのメンバーは、ご冥福を祈り、献花・黙祷させていただきました。
16日午後3時30分頃、石巻市に向かいました。市街地の渋滞を抜け、日和山の方へ回ります。日和山の丘陵地帯の麓を走り、門脇地区へ向かいます。高台の横の道を曲がったとき、そこから、町のすべてが津波によって奪われた門脇地区・南浜地区が広がります。海岸には4階建てのビルほどの瓦礫が高く長く積まれていました。町の瓦礫は撤去され、門脇小学校校庭は、新しい土が運ばれ、きれいな運動場になっていました。
今回設営で協力いただいた、福祉施設「そぶえ自然村」の鈴木登志樹さん・菊池嘉孝さん・野村泰彦さん・水野敬子さん・竹田直樹さんとドレミファ先生こと加藤たかまささん・朗読家いのこふくよさんとともに黙祷・献花させていただきました。校庭の真っ黒に焼けた木のから伸びた新芽が、命の輝きを私たちに伝えてくれています。
仙台市若林区荒浜地区
仙台市若林区の福祉施設「円」(太白区仙台ワークキャンパス内に間借り)での公演
仙台市若林区も津波で大きな被害を受けました。18日早朝6時に、宿泊していたシーラックパレ仙台から近郊の若林区荒浜地区へ、一人で行きました。まだ、被災の傷跡が広範囲に残っていました。
ガソリンスタンドは、鉄骨も折れ曲がり倒れていました。その西隣に「手仕事の里まどか庵 手漉き和紙・和菓子」の店がありました。そこも建物はゆがみ内部は全壊でした。若林区荒浜のまどか庵
撮影時には、この「まどか庵」が、太白区のワークキャンパス内で間借りしている福祉施設「円(まどか)」の場所であったことは知りませんでした。演奏が終わってともに昼食をいただいていたときに写真を見せていただき、はじめて、朝訪れた場所が円であったと知り驚きました。円の職員のお一人が津波の犠牲になられたそうです。この写真の場所に、地震後、避難先を教える張り紙を張りにいって津波にのみこまれたそうです。このことを何も知らずに、演奏前の八時30頃、今回の演奏者とスタッフをつれて、この場所を訪れました。そして、午後9時30分に、移転先の太白区ワークキャンパスの円に到着しました。犠牲になられた職員が案内してくださったような、不思議なできごとです。
現在、福祉施設「円(まどか)」は太白区の仙台ワークキャンパス内で間借りしています。隣の福祉レストランで、手作りの餃子定職をごちそうになりました。とても美味でした。円の皆様ありがとうございました。三人の出演者の「かたたきゲーム」で始まり、いのこふくよさんの紙芝居「はじめまして」を朗読すると、通所されているみんなが魅了されます。加藤たかまささんが、水笛・ラッパ付きハーモニカ・歌で元気いっぱい盛り上げます。その後、しっとりと胡弓で「童神」を奏でると、「すばらしい!」の声が飛び交いました。写真のように馬頭琴を取り出すと、「スーホの白い馬だ!」と誰かが叫びました。そこで、馬頭琴のソロ演奏のあと急遽「スーホの白い馬」の朗読・演奏を始めました。皆、勇気と命の物語に魅了され、最後は「ビリーブ」の合唱と「トトロのさんぽ」の大行進です。あっという間の、感動的な一時間が過ぎました。
名取市ゆりあげ日和山での胡弓追悼演奏・仙台市太白区大野田児童館での公演
17日午後、相馬郡の駒ヶ嶺小学校公園を終えて名取市ゆりあげ日和山に向かいました。7月の公演時、日和山への道は、通行禁止でした。通行許可願いを名取市建設課に届け出て、この地区へ入りました。今回も同様に、Faxで、通行許可願いを申し出たところ、もう、一般通行可能になっているとのことです。ゆりあげ漁港付近は、瓦礫もビルもすべて撤去され、港の南の瓦礫の山は、以前報道されたように、火災で燃えた跡が大きく残っていました。
今回、胡弓で追悼演奏を行いながら、日和山で献花・黙祷させていただきました。この地区で、自分の命を犠牲にして高齢者の避難誘導を行った人々や犠牲になった高校野球部のエースの若者がテレビで紹介されておりました。犠牲になられた尊い皆様の姿を思い浮かべながら胡弓演奏させていただきました。胡弓の演奏を涙ぐみながら聞いておられた方もおられました。多く
の犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
仙台市太白区内のあちこちが開発中です。大野田児童館も、今年できたばかりの建物でした。低学年の小学生・幼児とお母さんが聞きにこられました。避難区域の南相馬市からこちらに避難された母さんもおられます。授業後の子ども達が、ゆったり勉強しています。午後四時ころからお迎えに見える子もいます。比較的短い持間での演奏でしたが、「スーホの白い馬」の上演の頃には、子供たちはすっかり物語に魅了されています。帰るとき、皆が「ありがとう」のパネルを持って、声をそろえて感謝を伝えてくれました。
大野田児童館の皆様ありがとうございました。
涙の「斎太郎節」「見上げてごらん夜の星を」、手を繋いで「トトロのさんぽ」の大合唱。公演最終の感動フィナーレ。
いよいよ、公演最終日の18日午後。場所は、仙台市太白区あすと長町仮設住宅集会所です。大野田児童館・福祉施設「円」・あすと長町仮設住宅での演奏をコーデイネイトして下さった宮城大人子供劇場の中村事務局様・森代表様も終日同行してくださいました。また、あすと長町仮設住宅の谷政子さまを始め、仮設住宅での心温まる取り組みをされておられる皆様に心より感謝申し上げます。
午後二時の開演前から、スタッフが参加者の皆様に、お茶をお配りし、温かいおもてなしをされておられます。心安らぐコンサートの開幕にぴったりです。「かたたきゲーム」で笑い和み、加藤たかまささんの歌の「巡り合い」即興バージョンでは、仮設住宅の皆様の名前がどんどん歌の中に入って行きます。仮設住宅住民の名前が歌われ、わーっと盛り上がります。そして、胡弓のソロ演奏、「スーホの白い馬」、最後の「斎太郎節」では、踊りだす人もいます。やがて、皆の目に涙が・・・。「見上げてごらん夜の星を」は、みんな涙をいっぱいためていました。「ほんとうにありがとう。」「ほんとうに楽しく・幸せなひと時でした。」皆が、涙をためて話してくれます。「手を繋いでトトロのさんぽをうたいましょう。」といのこふくよさんの声が飛びました。こどもプログラムの登場です。「歩こう歩こうわたしは元気 歩くの大好きどんどんゆこう・・・。」参加者全員が手を繋いで一つの輪になっていきます。90歳近いおばあさんもおじいさんもスタッフも一つの輪です。
大きな感動と、明日からもゆっくり「前を向いて生きていく元気をもらいました。本当にありがとう。」沢山の涙と、手作りのおにぎりと名物の桃もなかをいただきました。10.18おとつむぎネットⅣを終えて、太白区あすと長町仮設住宅での全員写真
多くの心の支援と温かい命のつながりによる復興が、これから大切なときです
阪神大震災の仮設住宅で、次のような話を聞きました。「仮設住宅で集いが開かれれば、声をかけあう機会が増えます。一緒に集会所でお茶をのみ交流する機会が増えます。長い避難生活で疲れてなかなか外に出る元気がない方も多いですが、何度も声をかけられれば、体調と気分が良いときに、ふと行ってお茶を飲む気になるときもあります。こうして、少しずつ交流し、知り合い、安心できる知人が増えて行くのです。また、集いの場で、感動し、心の中に、明るい風が吹いて、前を向いていきる力が沸いてきます。交流や集いのない仮設住宅では孤独死の方も増えているような気がします。ぜひ、沢山の素敵な集いを開催することが大切です。」
「おとつむぎネット」の四回目の被災地公演を終えて、ますます、心の支援の大切さを実感しています。被災地から、これからもよろしくお願いしたいという声を沢山いただいております。ぜひ、その期待に応えたいと思っております。と同時に私たちは、プロの演奏家です。こちらでの公演は不況と震災によって大きな打撃を受けており、仕事が成り立っていないのも現状です。地元愛知・岐阜の多くの方々のご協力や募金で、わたしたち「おとつむぎネット」公演と写真展は、成り立っております。
これからも、多くの皆様のご協力をいただきながら、ぜひ、次回の「おとつむぎネット」被災地公演を実現させたいと思っております。10.15福島県安積SAにて
放射能を測定している方がおりました。駐車場は、0.6マイクロシーベルトだったそうです。以前に比べて、どのSAも、被災地支援自動車が少なくなりました。
安積SAの林では1.5マイクロシーベルトでした。測定者は「たいしたことない。」といわれたそうです。
愛知・岐阜での報告公演・石田音人コンサート予定
11月3日12時名古屋市中村区鴨付け町福祉施設「べにしだの家」の「べにしだ祭り」
11月6日12時30分清須市民センター(清洲城すぐ南)「清須食育祭り 石田音人胡弓コンサート」
11月11日 11時岐阜県可児市広見が丘公民館
11月19日自然食レストラン空色勾玉 yellow soul ライブのゲスト出演
名古屋市
中区新栄3-16-21. 電話番号, 052-251-6949
12月10日名古屋市北区楠「人生夢空間」
2012年1月14日13:30南区生涯学習センター 石田音人講演・演奏
2011.10.3.椰子の実の板クーチョー完成詳細は椰子殻胴板クーチョー製作ギャラリーをご覧下さい。椰子殻胴板クーチョー製作ギャラリー
6年前に、椰子の殻をアジア雑貨で購入。昔、沖縄胡弓クーチョーの胴体が椰子の実で作られていたという伝説の通り、椰子殻の胴のクーチョーを作ろうと思っていました。
ところが、その時点では、完成の道のりを見出すことができませんでした。イメージを膨らませ、新しいアイデアも生かしながら製作する技術の習得、素材の確保・加工道具の確保するのに6年の歳月を費やしました。玲琴、雛胡弓、板胡弓、など十台ほどの胡弓を製作するなかで、ようやく、椰子の実の板クーチョーを完成にこぎつけました。
といっても、今回、どうしても、大胡弓の音域を持つ板クーチョーとして、新しいクーチョーの可能性を試したいという思いがあり、従来のクーチョーよりも大きいサイズの楽器を完成させました。クーチョーを含め胡弓の課題として、大衆的なレパートリーとソロ演奏できる必要があると考えていました。そのためには、2オクターブ半以上の音域と、C調、D調、F調、G調、A調、Bb調をカバーできる調弦であるA,D,Gの調弦を取り入れることをが望ましいと考えました。このアイデアは、実際に、これまでの胡弓設計・製作の中で、実現可能であるとわかってきたアイデアです。弦長52センチのクーチョーとして完成させることができました。この長さは、三線の棹を利用することができる長さです。三線の棹に黒檀の指板を張り付け、曲面仕上げを行いました。
2011.9.24.防災フェスタ2011inテレビ塔
秋晴れのもと、開催された防災フェスタに出演。
加藤たかまささんとのジョイント、「いのちを見つめてver2」などを演奏させていただきました。
9.19そぶえ自然村で、胡弓コンサートを開催していただきました。
木曽川のそぶえ砂丘丘陵地に、そぶえ自然村があります。松林と砂丘が広がり、その向うには木曽川の悠々とした流れ、そして彼方に養老山脈と関が原を望みます。
素麺の箱の板胡弓の初披露です。なかなか豊かで大きい音がしました。みんな驚きです。
2011.9.23NHKほっとイブニング「ふるさと探検」で、9月11日の東海豪雨11年・東
日本大震災半年の集いが紹介されました。
2011.9.16板胡弓Ver.4製作
素麺の桐箱を利用しての板胡弓です。以前、竹の棹の一弦の板胡弓を作成しましたが、今回、手間と時間をかけて本格的な板胡弓を作りました。
板胡弓は、4台目となります。遊び心で、素麺の桐箱を利用しての作成は2台目です。今回、玲琴の製作と同様に、三味線の棹を短く加工、黒檀の指板を、曲面仕上げして棹に張り、胴体の表裏も、淵に向かって薄くして、力木・魂柱を入れ、本格的に手間と時間をかけて完成させました。さすがに、良い音がします。
棹の下の部分のジョイント加工
魂柱を入れました。魂の柱と駒の位置関係で、倍音が絶妙なバランスで増え、魅力的な音になりますが、弦の張力や高さにより、影響を受け、その都度調整が必要です。
2011.9.11「東海豪雨11年・東日本大震災半年のつどい」ご参加・ご協力ありがとうございました。
清須市西枇杷島町大和町コミュニテイセンターは、2000.9.12の東海豪雨で2メートル近くの浸水地域です。写真の青い部分まで浸水しました。ちょうど、石田音人の看板を貼り付けた柱の裏側の壁が、今でも崩れていました。
愛知県内の東日本大震災被災避難者の支援の取り組みを、滝川裕康様に講演していただきました。戸水純江様からは、東海豪雨当時のお話をしていただきました。ありがとうございました。東海テレビ・名古屋テレビ・NHKテレビの取材がありました。
午前中から、100枚を越える東海豪雨の写真パネルを作成・準備しました。新川町の藤掛様・大和町の村田様、ご協力ありがとうございました。東海豪雨関係100枚以上、東日本大震災被災地支援関係200枚以上の写真を、大和町コミュニテイセンターに展示させていただきました。
17時からのあしはら公園のつどいでは、水仙の移植と100本以上の竹蝋燭に点灯し、東海豪雨・東日本大震災犠牲者の追悼をさせていただきました。
東海豪雨の水仙を、植え広げておられる山田則子様とともに、あしはら公園に新たに水仙を植えました。東日本大震災被災地の石巻総合体育館前k里埋葬所、大川小学校三角地帯、雄勝病院に移植させていただき、七ヶ浜町にも水仙をお届けしました。今回、水仙の看板を3個作成し、移植場所に設置させていただきました。
東海豪雨の9.11、東日本大震災の3.11の数字の形に竹灯篭を並べ、追悼・復興の願いをこめて、点灯・黙祷させていただきました。
「おとつむぎネット」・胡弓演奏家 石田音人 演奏・胡弓製作・胡弓教室「胡弓つむぎの会」の軌跡
2011.9.11東海豪雨11年・東日本大震災半年の集いに、ぜひ、ご参加下さい
今年は、東日本大震災の追悼を、ぜひ行いと考え、東海豪雨で町の半数以上の家屋が被災した新川町の竹を素材に、100余りの竹灯篭を作成、皆様の手によって点灯していただき、祈りを捧げたいと思っております。
2011.8.14名古屋市公会堂「愛知平和のための戦争展20周年企画」のメインゲストで胡弓演奏
三線・歌浜盛重則さんと胡弓で共演「沖縄の歌に胡弓はあいますね。」浜盛談
胡弓で被災地支援時の曲を演奏
弓笛演奏
フィナーレは「青い空は」を会場の皆様と大合唱
2011.8.11から8.15名古屋市公会堂の一階と4階で、東日本大震災被災地支援写真展に出展(石田音人、花井知之、東畑賢治、こやまきよし撮影)
若者も、熱心見ていただきました・
タイトルをつけていただきました
4階の広い展示室には、多くのコーナーに充実した資料が展示されており、多くの参加者が熱心に見ておられました。
沖縄戦当時の新聞の復興版現時点で、愛知県内で、収集できる最も多くの戦争に関する資料が展示されておりました。
満州事変、沖縄戦、戦時の東南海地震、名古屋空襲の被災者名簿、イランイラク戦争のウラン爆弾の放射能・ベトナム枯葉剤影響、広島・長崎の原爆、朝鮮からの強制連行・・・多くのコーナーに写真・資料が展示され、命の尊さを伝える非常に貴重な平和のための戦争展でした。
2011.8.5静岡県焼津市浜通りあかり展会場まぐろ・かつお佃煮老舗「ぬかや斎藤商店」にて、胡弓演奏・写真展を開催していただきました。
東日本大震災の写真を見ていただきました。
2011.7月、胡弓製作教室で、大胡弓の棹の仕上げを行いました。
上質の紅木の棹に黒檀の指板を張り、曲面上に仕上げる作業です。日本伝統楽器胡弓は、棹の面が平らになっています。駒は曲線になっているのもかかわらず、上駒と棹が平らになっているので、格弦の音のバランスに難点が生じます。駒の曲線、棹、上駒、根尾のそれぞれの、弦を置く面が同じような曲面になる方が、弦どうしのバランスがとれ、楽器全体に共鳴し、深い音色が響きます。
棹の面の加工は、繊細でわずかな凹みがあると、ピッチと鳴りに大きな影響がでます。
ベルトサンダーで、加工した後、弦を張り、微調整を行います。奏紹介 石田音人
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石田音人(いしだねひと)プロフィール (旧ver.1)
胡弓、大胡弓、玲琴、沖縄胡弓など多彩な胡弓を奏でる演奏家・作曲家
1997年 愛知フィルハーモニー管弦楽楽団との共演(愛知県芸術劇場コンサートホール)
2001年 中国雲南省麗江・大理 胡弓演奏・音楽交流
2002年 モンゴル ウンドウルシュレッド・カラコルムにて、胡弓演奏・音楽交流
2006年 モンゴル ウンドウルシュレッド・カラコルム・アウラガ遺跡で、胡弓・玲琴演奏、玲琴初のモンゴル演奏、ホーミー・馬頭琴との玲琴との初共演
4枚の胡弓のオリジナルCDアルバム制作
(1997年「星の道」、2000年「堤/胡弓弾きの序章」、2001年「祈り」、2007年「碧い風になって」)
2005年 第20回パチンコ大衆文化賞受賞
江戸時代より伝わる日本の伝統楽器胡弓を、ソロ楽器として奏で、ライブ・コンサートなど活躍中
2004年 大正時代の幻の低音胡弓玲琴復元
2005年 愛・地球博での胡弓・玲琴と八つの水琴窟群との共演
2006年 名古屋城三之丸庭園の水琴窟と胡弓との共演
2007年 日本初の玲琴ソロアルバム「碧い風になって」リリース
2008年 シルクロード伝説の弓笛を胡弓の弓笛として完成
2004年 江戸時代の雛胡弓を演奏用に復元
詳細なプロフィールはこちらをご覧下さい
Nehito Hot Schedule
・2008.4.19~ CATV STAR CATS の「週刊スターキャット情報局」のオープニングテーマソングに、石田音人作曲・玲琴演奏「風の花」(4thCDアルバム「碧い風になって」収録曲)が、流れています。
・5.4.AM8:00~東海ラジオ「水谷元気堂」に生出演,玲琴演奏
・5.7.AM8:15~東海ラジオ「小島一宏モーニングあいランド」
・.5.16 CATV STAR CATS「週刊スターキャット情報局」番組収録
・6.1AM11:00,PM2:00サンテラス一宮 石田音人胡弓・三味線ライブ
・6.15.AM11:30予定名古屋天白学童祭り 石田音人野外胡弓ライブ
・6.16名古屋市緑区有松の名古屋指定文化財である有松絞り製造卸業元の竹田邸水琴窟完成初音式にて胡弓・水琴窟演奏
・6.18 AM10:000 岐阜県郡上大和町生涯学習センター 石田音人胡弓演奏・講演
・6.21 PM2:00 名古屋市名東区高針台 蓮教寺石田音人胡弓コンサート
・7.10 AM11:30 NHK TV さらさらサラダ出演 胡弓演奏家 石田音人
4つの胡弓(胡弓・大胡弓・玲琴・雛胡弓)・弓笛TV初披露 NHK名古屋放送局1F 公開生放送
・7.20 PM4:00~4:30 犬山磯辺邸 きもの着付師 小平次 公開振袖着付け 伴奏 胡弓 石田音人
・8.7.PM6:00~8:30 名古屋市西区上小田井 星神社 七夕祭
胡弓・朗読・打楽器による七夕伝説祭
2007.8.7胡弓・朗読・打楽器による七夕伝説祭
・8.17 岐阜アピタ 石田音人胡弓 コンサート
・9.10 新川高校 石田音人胡弓演奏
・9.14 名古屋市西区中小田井 おてやあ祭り
PM2:00~3:00 石田音人 胡弓 野外コンサート
ピアノ 北川美晃 打楽器 伊藤卓哉
・9.27 香川県観音寺 人権教育講演会
命の輝きを、胡弓の音色にのせて・・石田音人 胡弓演奏・講演会
・10.1 名古屋市西文化劇場
胡弓・玲琴の新風を吹かせて
石田音人 胡弓・玲琴コンサート
胡弓・大胡弓・玲琴・クーチョー・雛胡弓・弓笛・・・石田音人
打楽器 伊藤卓哉 琴 竹田和子
・10.18.瀬戸市瀬戸蔵 PM1:00
一部講演 二部 石田音人 胡弓演奏会
主催 瀬戸仏教会
・10.31.沼津市 沼津ホテルキャッスル
胡弓演奏家 石田音人&風音 コンサート
主催 沼津ホテルキャッスル
・11.3 名古屋市中村区 べにしだの家 べにしだ祭 11:45~
石田音人 ライブ
・11.8 春日井文化フォーラム 「わわわの会」石田音人 胡弓ソロコンサートPM1:30開演
・11.9 名古屋市北区 医療生協北病院あじま診療所 健康祭り
胡弓演奏家 石田音人 ライブ 開演 AM11:15
・11.15 岐阜県郡上八幡 郡上城 紅葉まつり AM11:00,PM1:00, 3:00
・11.16 名古屋市立山田小学校創立100周年記念 祝賀会
石田音人 胡弓演奏(名古屋キャッスルホテル)
・11・22 浜松市 名城大OB会 胡弓演奏家石田音人 演奏
・11・23 名古屋市西区 喫茶チェリー
PM2:00 PM7:00 石田音人 ライブ
・11・29 高知県大月町 胡弓演奏家 石田音人コンサート
・12・14 名古屋市北区北市役所7F 社会福祉会主催 石田音人コンサート
2009年
・1.18 沼津市きもの展示場大田呉服店
・2.14 名古屋市天白文化小劇場
胡弓演奏家 石田音人 バレンタイン 胡弓 コンサート
打楽器 伊藤卓哉 筝 竹田 和子
・2.22 岡崎市蓮華の家 共同保育園 胡弓演奏家 石田音人
胡弓・三味線 コンサート
・3.16 名古屋市千種区 メルパルク
JA名古屋主催 胡弓演奏家 石田音人 ふれあいコンサート
胡弓演奏・講演
・5.24 名古屋市中区大須 中小企業会館 ホール
琵琶演奏家 桑原佳水 演奏家 ゲスト 石田音人 胡弓演奏